防塵マスク(ぼうじんますく)

防塵マスクと電動ファン付きマスクの違い

トンネル建設の工事など、高濃度の粉じんが発生する場所では換気装置を用い粉じんを取り除かねばなりません。
それと同時に作業する人は、呼吸器保護具の着用がかかせません。
トンネル内の作業では、防塵マスクよりも性能の高い電動ファン付きマスクの着用が義務付けられているそうです。
電動ファン付きマスクは防塵マスクの値段の数倍する高価なものです。ただ、防護性が高くて、作業する人を守る大切な保護具なのです。

電動ファン付きマスクは、ファンが空気をマスク内に送り込むので、粉じんの集塵力の高いフィルターを用いても息苦しくありません。
センサーを用い、マスクの着用者が息を吸う時・吐く時にあわせてファンを調節する機能がついているものもあります。
それと、マスク内の圧力を外よりも大きくする機能があるんですね。そのため、もし顔とマスクの間に隙間ができても、マスク内の気圧が高いので粉じんがマスク内に入る可能性を低くすることができるみたいです。
高濃度の粉じんから身を守るため、さらに高機能になっているとと言われているんですね。

電動ファン付きマスクはトンネル工事だけではなくて、アスベストの処理や溶接の現場でも使われているそうです。
電気の放電現象を使って金属を溶接するアーク溶接では防塵マスクの着用が義務付けられていますが、ここでも確実で快適な呼吸器保護具として電動ファン付きマスクは注目されているそうです。
高機能であっても、防塵マスク同様着用方法を守ることが、さらに安全と健康を守ることにつながります。
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